心室期外収縮|とうない循環器内科クリニック 八千代台|
八千代台の循環器内科・糖尿病内科・内科

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心室期外収縮

心室期外収縮|とうない循環器内科クリニック 八千代台|
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胸元をおさえる男性

「心室期外収縮」は、不整脈の中で最も身近に存在している不整脈の1つです。
健常な方でも、1日中心電図を観察すれば、数回は見つかるかもしれません。
「心室期外収縮」を通常よりも多く認める方には、心臓や心臓以外に問題が出始めている兆候だったり、将来の心臓機能を落とす原因となったり、病的意義のある場合もあります。しかし、ありふれた不整脈であるが故に、医療機関や健康診断で心室期外収縮が捉えられても、「誰にでもあるから大丈夫」と言われ、その兆候を見逃されてしまう場面がしばしばあります。「心室期外収縮」を見つけた時に、どのように考え、評価しているのかをまとめてみたいと思います。健康診断で、心室期外収縮(特に散発、頻発、多発、連発)が認められた際、要精密検査となるには、それなりの理由があります。ご心配の際は、お気軽にご相談ください。

心室期外収縮とは

通常のタイミングよりも、早期に収縮が起こる不整脈です。また、心臓は上のお部屋(心房)と下のお部屋(心室)に分かれていますが、下のお部屋(心室)から出たものを、心室期外収縮と呼びます。

分類(頻度)

  • 散発性
    1日総心拍数の1%未満、1回/分または30回/時間未満
    頻度としては少ない状態です。症状がなく、下記の原因検索で問題が出なければ、経過観察可能なことが多いです。
  • 頻発性
    1日総心拍数の1~10%以上
    頻度としては多い状態です。定期的な観察が必要です。
  • 多発性
    1日総心拍数の10%以上、1回/分または30回/時間以上
    非常に多い状態です。将来の心臓機能低下リスクがあります(心室期外収縮誘発心筋症)。定期的な観察と治療介入が必要です。

分類(連発)

  • 単発
    心室期外収縮が1回だけ出たもの。頻度が少なければ、病的意義はないことが多いです。
  • 2連発
    心室期外収縮が2回連続して出たもの。頻度に関わらず、病的意義がある可能性があります。定期的な観察が必要です。
  • 3連発以上
    非持続性心室頻拍という名前が付きます。心臓に器質的な問題があったり、命に係わる不整脈に発展する可能性があります。定期的な観察と治療介入が必要です。

分類(起源)

  • 右室、左室、流出路等
    12誘導心電図で心室期外収縮が捉えられた際に、不整脈が出ている場所(起源)を推測することができます。

症状

「時折、強い鼓動を感じる」「一瞬、ぐっと苦しくなる」「ドキドキする」「胸に違和感を感じる」「心臓が止まるような感じ」「心臓が口から飛び出してきそうな感じ」など。頻度が多いと、息切れの原因となることもあります。また、症状が無くても、血圧を測定すると不整脈と表示される。手首の脈を触れていると何回かに1回抜けるなどの訴えで見つかることがあります。

原因

  • 心臓そのものに問題がある
    心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓弁膜症、心筋症 等
  • 心臓に負荷の掛かる問題がある
    生活習慣病(高血圧症、糖尿病)、肝・腎臓機能障害、電解質異常、甲状腺機能障害、肺疾患 等
  • 自律神経(交感神経)の負荷
    睡眠不足、身体的・精神的ストレス、飲酒、喫煙、カフェイン

評価に必要な検査

上記に書いている内容を評価するには、以下のような検査が挙げられます。

  1. 安静時心電図
  2. ホルター心電図
  3. 血液検査
  4. 心エコー
  5. 胸部レントゲン

病的意義のある方

  • 症状が強い方
  • 心臓に異常がある方
  • 心臓に負荷の掛かる問題がある方
  • 無症状でも、多発性の方

治療

病的意義のある方については、まずは原因の治療が優先されます。また、必要性に応じて心室期外収縮を減らすために以下の治療を検討します。

  • 抗不整脈薬(ジソピラミド、シベンゾリン、メキシチレン、アミオダロン等)、β遮断薬(プロプラノロール、カルベジロール、ビソプロロール等)、カルシウム拮抗薬(ベラパミル)
  • 抗不安薬
  • カテーテルアブレーション